受賞者スピーチ2020

団体受賞者スピーチ

初級1位

株式会社マルアイ

取締役経営企画室長兼指導教育部長 畑 利秋 様

 兵庫県加古川市に本拠を置き、県内に60数店舗を展開いたしておりますスーパーマーケット「株式会社マルアイ」の畑でございます。この度は、二度目の挑戦で前回に続き、連続しての団体表彰をいただき誠にありがとうございます。
 今回はコロナ禍の下での受験になりましたが、当社の方針で、幹部候補試験の受験条件の1つに「食品表示検定初級資格試験合格」を掲げておりまして、社員の受験意欲が高く、このような厳しい情勢下にありながら、今回も120名以上の受験希望者がありました。しかし、コロナ感染防止のためには、「密」を防ぐ必要があることから、受験者を半分近くに制限して団体派遣会場受験にて実施いたしました。
 折しも、改正法の施行と弊社の惣菜部門の強化の時期が合致したこともあり、前回のコメント欄にも記載させていただきましたように、食品表示関連のコンサルタントであります「コレクトレーベル代表の藤原和樹氏」のご指導を受けつつ、食品表示に対する社員の意識向上に努めて参りました。その結果として、今回も数多くの合格者を出すことができましたことは非常に嬉しいかぎりでございます。これも社員の頑張りとご指導をいただきました藤原先生のお陰と感謝しているところでございます。
 今後も、これまで以上に食品衛生に努め、安心・安全な商品をお客様に提供し続ける所存でございます。今後ともご指導のほどお願い申し上げます。今回は本当にありがとうございました。

初級2位

山梨学院大学

教授 仲尾 玲子 様

 山梨学院大学健康栄養学部の仲尾でございます。この度は、食品表示検定団体の表彰をいただきまして誠にありがとうございます。健康栄養学部の学生は、1学年40名規模ですが、管理栄養士を目指し熱心に学んでおります。管理栄養士のモデル・コアカリキュラムに食べ物と健康 5食品の表示と規格基準が示されていることもあり、学生の真摯な学びに応えるため、2年次に初級検定、3年次に中級検定を受検するように推奨しサポートをしております。本学の就職・キャリアセンター「キャリアアップサポート制度」の支援もあり、学部設置以来、食品表示検定に取り組み2012年~2020年までに、初級合格者は延べ257名となりました。
 卒業生は、仕事に就くと食品の選択が日常業務になることが多いため、食品表示を正しく読み解くことは重要です。仕事だけでなく一消費者としても食品表示を理解することは、食生活にとって役立ちます。これからも食品表示検定とそのテキストを利用しながら、食品表示が分かる管理栄養士の育成に努めて参ります。

初級3位

伊藤忠食品株式会社

管理本部人事総務部 部長  牛尾 勝之 様

 この度は食品表示検定の表彰をいただきまして誠にありがとうございます。
 当社は酒類・食品卸売業として全国約4,000社のメーカー様とお取引し、約50万アイテムを全国約1,000社の小売業様などにお届けしております。
 日本の豊かな食生活を支えるライフラインとして、商品の安定供給と流通全体の効率化により貢献するため、当社では2016年度から食品表示検定の受験を社内推奨しており、現在300名以上が初級もしくは中級の資格を所有しております。
 品質管理の要である品質保証部を始め、日々の営業活動で商品を扱う営業部門、さらには物流部門や管理部門まで、担当業務に関わらず全社員を受験対象者としており、食品に関する基礎知識を会社全体で底上げすることでステークホルダーの皆様により付加価値の高いご提案をすることを目指しております。
 今後も検定を通して学んだ知識を活かして、全国に安全で安心な商品を届けられるよう、引き続き取り組んでまいりたいと思います。

初級4位

株式会社ゆめマート北九州

店長 髙橋 竜 様

 この度は団体表彰をいただき誠にありがとうございます。
 弊社は、生鮮食料品の鮮度・豊富な品揃え・清潔な売場を追求した地域密着型のスーパーマーケットを福岡県・大分県・山口県の3県に展開しております。
 弊社では業務上かかわることの多い食品表示への知識を深めるために、また、お客様へ安心・安全の正しい情報を提供できるよう、知識習得の一環として、食品表示検定受験への取り組みがおこなわれております。
 受験にあたり、社員・パートナーさんと幅広く食品表示に関心を持つようになり従業員の意識改革にもつながっております。
 今後も食品表示検定を活用しながら、お客様との架け橋をになうために適切な表示をおこない、安心・安全な商品を提供できるように努めていきます。
 また、引き続き検定試験にチャレンジしていき中級・上級と上位階級を積極的に目指していくように取り組んでまいります。
 この度は誠にありがとうございました。

中級1位

日本デリカフーズ協同組合

 この度は食品表示検定中級に77名合格し、団体表彰の栄誉をいただきましたことを深く感謝いたします。
 私どもの組合は約70社の約200工場が加盟している組合です。食品表示は各社各工場で作らなければならないため、組合では各社各工場へ有資格者を配置していただきたいと考え、研修および検定試験の募集を行っております。
 食品表示は我々がお客様へ安全安心をお届けする架け橋の一つだと考えておりますので、今後も食品表示検定中級の受験推進とその上の食品表示検定上級へのチャレンジを啓蒙して、表示知識の向上に努めて参りたいと思います。
 この度は誠にありがとうございました。

中級3位

国立研究開発法人水産研究・教育機構 水産大学校

准教授 古下 学 様

 第22回食品表示検定 成績優秀団体第3位の表彰ありがとうございます。
 水産大学校食品科学科は、水産食品分野で活躍できる人材を育成しており、食品の衛生・安全を理解するため「食品表示」をカリキュラムとして取り入れています。しかし、法令等理解しなくてはいけない内容が膨大です。そこで、平成29年より「食品表示検定」に取り組む様になりました。
 学生にとって「食品表示検定」は資格取得のチャンスであり、学習のモチベーションとなります。また、本資格習得を取り入れる企業も増えたことから、就職後の活躍も期待できます。
 今後も、積極的に「食品表示検定」の受験学生数の増加、合格率の向上に努めて参ります。

中級4位

株式会社ロッテ

中央研究所 芦谷 浩明 様

 この度は成績優秀団体として栄えある賞を頂きまして、誠にありがとうございます。
 私は株式会社ロッテ 中央研究所の責任者を務めております。新たな研究開発に挑戦し、商品を生み出し続ける私達にとって「食品表示」はとても重要なものと考えております。使用する原料をゼロから選定しレシピを組み立てていく研究員が、ポジティブに切磋琢磨し合いながら表示に関するスキルを高めていく方法はないかと考えておりました。そんな折、食品表示検定の存在を知り、まずは23名で中級に受験してみよう!と今回初挑戦させていただきました。私も勉強しながら改めて学び気付くこともあり、意義深いものと感じましたが、一緒に受験を目指すメンバーの「大変ながらも楽しそうに学び合う顔」を見るのが何より嬉しいものでした。
 今回、全員合格を達成でき、研究所内のモチベーションは益々高まっております。次回も全員合格を目指しながら、お客様に安心と安全を担保しお届けしていくための組織教育の一環として活用させていただきたいと考えております。
 ありがとうございました。

個人受賞者スピーチ

第22回 中級1位

五十嵐 由香子 様

 この度は成績優秀者として表彰頂き大変光栄に思っております。ありがとうございます。
 私は株式会社ロッテ 中央研究所で新商品の研究開発を担当しております。試作開発はもちろん、お客様に向けた食品表示を作成する部署でもありますので、今回仲間達と団体受験をさせていただきました。結果は全員合格となり、それだけでも喜んでいたところに個人としても表彰されるとお聞きし、本当に嬉しく思っております。
 今回の食品表示検定受験をきっかけに、菓子以外の表示についての知識も得ることができ、様々な商品を見る視点が変わったのを自覚しております。また、業務では商品開発の幅をより広げていきたいという意欲にも繋がりました。さらに、社内での会話も以前に増して表示法に基づいた議論が交わされることが多くなり、勉強することの効果を実感しております。
 テキストの始めにも記載されていた「食品表示は消費者と事業者との信頼の架け橋」という基本を忘れずに、今後もお客様に安心して商品を手に取っていただけるよう精進してまいりたいと思います。
 ありがとうございました。

第22回 中級1位

遠藤 美礼 様

 三菱食品株式会社の遠藤美礼と申します。この度はこのような賞を戴き、大変光栄に思います。誠にありがとうございます。
 弊社で私は得意先様へ提出する商品の仕様書の確認及び作成、表示の確認等の業務を担当しております。
 昨年新入社員として現在所属する部署に配属が決まった際、食品表示検定中級の受験を勧められ、部署内でも多くの方が取得されていることから今回受験をする運びとなりました。試験勉強をしている中で、普段何気なく手にしている商品は、私たち消費者が安心して購入できるよう多くの法律やルールのもと製造されているということを知り、より興味をもって学ぶことができました。
 今回の受験にあたり、業務上必要となる知識以外にも幅広く表示にまつわることを学び、以前よりも自信をもって日々の業務に取り組むことができるようになりました。2022年4月には、新しい原料原産地表示制度が完全施行となる等、法律やルールは安心・安全を追及するとともに変化していくものだと思います。これからも学び続けることで、今後の変更の際にも適時適切な対応ができるよう、表示に対する理解をより深めていきたいと思います。
 この度はありがとうございました。

第22回 中級1位

壇 淳 様

 日本ハム株式会社 技術開発室の壇淳と申します。この度は、食品表示検定中級全国1位という賞を頂き、大変光栄に思っております。
 弊社では、食肉をはじめ、加工食品、水産品、乳製品、天然系調味料、健康食品の製造、販売を行っております。私は、ハムやソーセージの開発業務に従事しており、業務上食品表示の知識はなくてはならないものとなっています。全社的にも食品表示検定の取得が推進されており、受験を試みました。
 いざ学習を始めてみると、生鮮食品や加工食品、添加物と表示のルールは多岐に制定されており、初めは混乱することもありました。しかし、一つひとつの表示ルールの意義を考え学習していく中で、食品表示に関する体系的な知識が身につき、自信をもって食品表示と向き合うことができるようになりました。
 今後は、得た知識を業務に活かし、お客様にとってわかりやすく、安全・安心な食品の開発に邁進するとともに、私生活においても食品選択に役立てていきたいと思います。

第10回 上級1位

惣田 優香 様

 中日本フード株式会社 安全管理室の惣田優香と申します。この度は、成績優秀者としてこの様な賞をいただき大変光栄に思っております。誠にありがとうございます。
 当社はニッポンハムグループで主に食肉製品の販売を管轄している会社です。私は会社内において、新規登録商品の申請業務、お得意先様への提出書類や販促物の内容確認等、表示や品質に係る仕事を担当しております。グループ全社的にもこの検定取得が推進されており、受験に挑戦致しました。長期スパンでの取り組みで、時には不安になる事もあり、常に緊張感のある試みでしたが、自らのスキルアップを図り日頃の業務にも活かしていきたい、という一心で約9か月間、試験対策に励みました。全国1位という結果で無事に合格が出来たこと、大変嬉しい限りです。また、支えてくださった関係各社の皆様や社内の上司・同僚、家族や友人にもこの場をお借りして心より御礼申し上げます。
 上級試験の出題範囲は多岐に渡ります。特に当社で取扱いのない食品分野については、理解が難しい所も多くありました。しかし、食品表示に携わる者として幅広い知識を蓄える事は必要不可欠であると考えています。食品について「安全安心」は当たり前と考えられる時代になりました。食の多様化やグローバル化によって、生活者の皆様のニーズは日々変化していると感じています。また、それに伴い食品表示に関わる法律も常に進化が求められていくのではと思います。今後も常に学びの姿勢を忘れず、食品会社の一員としてより良い商品のお届けに貢献できるよう精進してまいります。この度は誠にありがとうございました。