受賞者スピーチ2019

団体受賞者スピーチ

初級3位

株式会社マルアイ

取締役指導教育部長 畑 利秋 様

 株式会社マルアイの畑と申します。この度は、団体表彰をいただき誠にありがとうございます。
 弊社は、関西地方のしかも兵庫県内で地域密着型の店舗を展開いたしておりますスーパーマーケットでございます。食品表示法が施行されるという時期の直前である2019年に、はじめて団体受験をさせていただきました。それまでは、本社商品部のバイヤーやSV等がひっそりと受験するという程度の認識でございました。
 しかし、改正法施行を前にして「このままではいけない、食品表示を再度見直してみよう。」との判断から、神戸市内に拠点を置き活躍されている、食品表示関連のコンサルタントであります「コレクトレーベル代表 藤原和樹氏」のご指導やアドバイスを受けながら、食品表示に関する社員の意識改革を図って参りました。
 その一環として、団体受験に取り組んだところ、数多くの合格者を出すことができ、藤原先生や積極的に取り組んでくれた社員に感謝しているところでございます。今後は、引き続き検定試験に挑戦させ、その合格者の中から「食品表示指導員」を養成し、組織として事故の絶無を期していく所存でございます。本日はありがとうございました。

初級5位

中村学園大学 栄養科学部フード・マネジメント学科

学科主任 薬師寺 哲郎 教授

 中村学園大学栄養科学部フード・マネジメント学科の薬師寺でございます。この度の受賞誠に有り難うございます。
 中村学園大学は福岡市にあり、「食の中村」として、数多くの管理栄養士を輩出してきた実績のある大学です。フード・マネジメント学科は、そのような栄養科学を基礎に、食品の開発や製造などの食科学を国内外のビジネスにつなげることができる、高度な専門性と実践力を備えた人材の養成を目標に3年前に新設されました。
 この学科の特徴の一つに食産業の第一線で活躍する方々との協働による教育があります。3年生の後学期には「食品表示の実務」という授業を設けておりますが、この授業を担当してくださっている方も上級食品表示診断士の資格をもつ企業(一番食品㈱)の実務者の方です。
 今般、この授業の受講者を中心に団体受験しましたが、熱心な指導を頂いたおかげもあり多くの合格者を誕生させることができました。今、学生たちは就職活動の真っ最中ですが、このような資格を身につけた学生は、必ずや企業にとって即戦力になると思っております。

中級2位

株式会社エブリイ

コンプライアンス室 品質管理チーム チーフマネージャー 山本 祐史 様

 この度は、昨年に引き続き団体受験合格者数2位ということで表彰頂き、誠にありがとうございます。おかげさまで、昨年の合格者は122名、全社において、食品表示検定中級取得者が200名以上となりました。
 昨年におきましては、少しずつでも合格率アップを目指し、社内での勉強会の回数を増やし、勉強会の内容も頻出問題を重点的にわかりやすく解説するなど様々な工夫をこらし、取り組んだことにより、総受験者数は一昨年と変わらない中で、100名以上の合格者を出すことができました。
 社内の中級取得者の増加に伴い、まだ一部の取得者ですが、食品表示に関わるコミュニケーションの質が上がってきたと実感しています。私は食品表示管理を中心に業務をしており、社内では食品表示に関わる相談を頂きます。今までは、ただ『この表示は大丈夫ですか』だけの質問が、『この商品は○○だから、この表示は適切だと思います。いかがでしょうか』と質問に変わってきました。しっかりと食品表示の知識をつけていった結果、食品表示に関するコミュニケーションがスムーズかつ具体的にとれるようなったことは、私としても大変喜ばしいことだと思います。
 今後は中級取得者のとの連携体制を考えた上で、本年につきましても、合格者100名以上を目指し、全社で300名以上の中級取得者体制を構築して参りたいと思います。宜しくお願い致します。

中級3位

日本食研ホールディングス株式会社

東京技術開発部 次長 大田 仁 様

 この度は2019年度食品表示検定における団体中級第3位という大変名誉ある賞を頂戴し、誠にありがとうございます
 弊社は調味料、調理加工食品の研究開発から製造・販売を行う製販一貫体制の食品メーカーでございます。食を取り巻く環境は日々変化しており、食品表示への関心も年々高まる中、正確な知識を習得するために食品表示検定を活用させていただいております。また、習得した知識をもとにお取引先様向けの勉強会を開催することで、信頼関係構築と相互のレベルアップにも役立てております。
 今後も引き続き食品表示検定を活用させていただきながら、商品への適切な表示を行い、消費者の方々が安心して安全な商品を選択・購入できるように努めて参りたいと考えております。
 この度は誠にありがとうございました。

個人受賞者スピーチ

第20回 中級1位

釣谷 友子 様

 株式会社ニッセー品質保証部の釣谷友子と申します。今回は全国一位という成績を収めることができ、光栄に思っております。
 弊社は、清涼飲料水、アルコール類の製造・開発を行うODM企業になります。
 私の所属する品質保証部では、クライアント、そして消費者に満足いただける高品質な製品を提供する為、工場の衛生管理指導や製品規格書作成、製品検査対応など、幅広い業務を行っております。
 食品表示に関しましては、業務上関わることが多くあり、また、昨年から本年3月31日迄の製造所固有記号変更に対応する中で、食品表示の知識を深めることは非常に重要と考え、今回検定を受験させていただきました。
 勉強する中で、これまで知っていた事を再確認でき、更に多くの知識を習得できたことで、これまでよりも自信を持って業務に取り組むことができるようになりました。
また、飲料以外の加工食品や生鮮食品の表示についての知識も得られたことで、食品全般に対する関心が更に高まり、食品選択の際に役立てられるようになりました。
 今回、得た知識を今後の業務に生かすだけではなく、周囲に正しい食品表示に関する情報を普及していきたいと思います。

第9回 上級1位

向山 菜津美 様

 この度は成績優秀者ということで、表彰頂き、誠にありがとうございます。
 私はミツカンで品質環境部に所属しており、商品の発売に向けての審査を担当しております。具体的には商品の安全性や、ラベルの遵法性の審査などになります。また、遵法だけでなく、お客様にとって使いやすいか、分かりやすいか、といったお客様視点での審査も実施しております。
 私は以前は他部署に所属していたため、この仕事を始めて2年になるのですが、異動してきた時に、私の所属している課では「食品表示検定上級全員合格」を目指していると聞き、1年目に中級を受験し、この度上級を受験しました。
 このように、受験のきっかけは会社からの勧めでしたが、商品のラベルの遵法性を自信をもって審査するためには、まずは基本的な知識をつける事が大事だと思い、一生懸命勉強しました。その結果、表示に関する様々な疑問や相談にも自信をもって対応できるようになりましたし、上級受験者で1位という結果を残せて大変うれしく思っています。
 食品に関する法規は表示に関するものだけでなく、様々な法規が関わっております。今回の勉強を第一歩に、その他の法規についても学び続け、お客様にとって安心・安全な商品をお届けできるよう努めていきたいと思います。また、今回得た知識を基本として、遵法はもちろん、お客様視点での表示にも取り組んでいきたいと思います。